ビワ ATTACK 難易度
場所 自衛隊・大学周辺の公園・民家の庭
時期 7月初旬

ビワは木によってあたりはずれがあるが、お店で売っているものよりも、アタックしたもののほうがおいしい。店に売っているものは、見た目は大きくてきれいだが、味は大味である

自衛隊のビワがなかなかよい。門兵に頼んでとらせてもらおう。

捕虫網などがあるととりやすい。鳥がついばむ直前がベスト。

関連HP:こくら日記57

ヤマモモ ATTACK 難易度
場所 大学構内(中庭の南側)
時期 7月上旬

楽勝アタック。とりほうだい。

そのまま食べてもいいが、ジャムにするとなおうまい。

ウツボ ATTACK 難易度
★★★★
場所 西表島
時期 いればいつでもアタック

ウツボはきわめて獰猛ですばしっこい。その柔軟性に富む身体は、たびかさなるモリの攻撃をものをともしない。

逃げださないようにサンゴ礁の穴の中に追い込み、波状攻撃を加える。急所は頭である。たとえ弱ったようにみえても油断してはならない。窮鼠の歯の切っ先は鋭い。

ゼラチン質の多いウツボは高級なウナギという感じである。皮は料理すると柔らかくなる。蒲焼もいいがスープに入れてもよい。から揚げにすると歯ごたえがあってうまい。


関連HP:西表★生活

ATTACK 難易度
★★★★
場所 下関・若松
時期 5月から10月の天気の良い日

モリを一本もって深い海に潜っていこう。そこは魚たちの世界だ。

しずかにしずかに、こちらの殺気が伝わらないように、めざす魚に近づくのだ。

一瞬、魚の視線がとまどいを見せ、逃げようかどうか躊躇したその時、手からモリが発射される。そのぎりぎりが肝要である。

水中で魚と対峙するとき、人間はひとりの野生となり自然のなかに溶け込んでいく。

関連HP:九州フィールドワーク研究会(野研)

イセエビ ATTACK 難易度
★★★★
場所 海(宮古島)
時期

イセエビはライトをあてると目が光る。防波堤からカツオの切り身を使って釣ることもできるが、やはりモリでつくのが正しい。

イセエビ・クルママエビ・ウニなど、こうした海産物には現在の法律では漁業権が介在している。むろん冒頭で述べたとおり、アタックは現行法をはるかに超越する理論であるが、それを漁師さんに理解してらえるかどうかは別問題である。友達になるか自分も漁師になろう。

関連HP:さらはま写真記

マグロ ATTACK 難易度
★★★★
場所 海(宮古島)
時期

どうせ釣りをするなら、このくらいは釣りたいものである。ここ3年くらい調査で宮古島に通っているが、訪ねたきた北九大生もマグロとカツオ船に乗せている。大海原でマグロを釣ったときの感動はきっと忘れられないだろう。

漁師たちは日本に現存するもっとも優れた職業アタッカーである。漁師の生活はまさに自然とともにあり、彼らこそ本物のナチュラリストと呼ぶにふさわしい。

私は、生態系をぶち壊しにするバス釣りというものが大嫌いである。キャッチアンドリリースという、屈折した考え方もおかしいと思っている。まるで食べたものを吐きながら食事を続けたローマ時代の貴族たちのように、自然に対する感覚がどこかゆがんでしまった、そんな姿を感じる。

「獲ったものは食べる」これがアタックの大前提である。だから、釣りはしないが、漁は好きである。


関連HP:こくら日記115