■お元気でごぜえますだか?わすはちょっくら忙しうて、こんところ、狂電もさぼりがちだったなす。すまんこったなす。かもなす。
■というわけで、毎年恒例の左京区野菜品評会の季節が今年もやってきた。知らない人のために、ちょっくら説明すっぺ。
■「左京区野菜品評会」とは、京都市左京区在住の篤農家たちがあいつどい、過剰な丹精をこめて作った自慢の野菜を持ち寄り、一般市民の熱いまなざし中それを披露し、厳正なる審査のもとその質の高さと美を競い合うという、いわば、左京区農家のダービーというか有馬記念というかそんなもんだ。
■なにがすごいって百姓が、持ちうるすべてのノウハウと、全エネルギーを注ぎ込んで、この日のためにしあげた野菜なんだからハンパじゃない。とりあえずチューンきいてますよぅぅってかんじで、チョー巨大白菜バリバリありーの、あれもんのテカテカタマネギーの、カブラぷりぷりでぇす、きれまくってまぁす、アムロイキまぁすの、ほうれん草ハッパラパーのパーで、馬鹿みたいなカボチャ関係とか、センセイあたしもうトマンないっす、真っ赤なトマトちゃ〜ん、みたく。
■なっ、すんごいべ。
■われわれのめあては、そのあとの即売会である。その日の飲み代を得るためだろうか、審査がおわると野菜はその場で売りに出される。たとえ金賞の栄誉をてにしたナスであっても、しょせん野菜は野菜である。4つで100円みたいなかんじで、かるく売られてしまうのだ。やすいっしょ?
■左京区は北のほうが奥深い山々である、こうした農家からは、秘伝の技法でつくられた、養殖イワナなんかがでたりする。これも5匹で600円みたいな値段である。
午後1時ごろから
田中神社にて
叡電「元田中」あるいてすぐ
市バス「田中飛鳥井町」
■平日の昼間である、なかなかこられる人はいないだろうな。京都だし。紅葉の見物がてら休みをとってくるもよし、夜にきて鍋をつつくもよし。そういえばさっき、イチョウ並木に夕日があたって、どえりゃぁ綺麗だったものだなぁ。
鍋もよし 紅葉もよし 京の秋 四つ百円 なくな金ナス