足立山はいいところだ

[KOK 0019]

29 Oct 1996


大介ゼミ野外実習第二弾は、先の日曜日、足立山−小文字山縦走であった。その日は申し分のない晴天で、絶好のピクニック日和であった。

足立山は、小倉のちょうど東側から門司にかけてのびる企救半島の、つけねにあたる標高587mの山で、ここからは、小倉と門司の街はおろか、下関や八幡まで一望できる。

ちょうど京都の比叡山から清水に連なる東山の雰囲気を、想像していただければよいが、小倉の足立山のほうがより街に近くて、なおかつ眺望もきく。そして、最高にすてきのは、東に瀬戸内海、北に玄界灘、仲をとりもつ関門海峡と、山・街・海の三位一体の大パノラマが楽しめることである。

街から近いので、ちょっと時間があいたときにのぼれる、手頃な山である。照葉樹林のさばさばした木肌がつづく小道も気持ちよい。上には車もあがってこないので、夜は京都の大文字山のように、そこにのぼったものだけが味わえる、最高の酒盛りも可能である。

よいところを見つけたと喜んでいる。こんど小倉にきた人は、十中八九のぼらされるので楽しみにすること。11月に予定している秋の小倉大花火大会も、ここでおこなおうと思っている(近くの山中に自衛隊の弾薬庫があるので引火しなければよいが・・・)。海からの風がほんとうに心地よい。ついでにいうと山の上にはハイジのブランコもあるぞ。

ただし、中腹までのびている車道には、不特定多数のアベックが夜景を見に来ており、めざわりである。しょせん奴らは中腹どまりなのであるが、やはり風紀上問題がある。そこで、急遽「足立山風紀委員」を発足し、足立山における規律ある倫理を徹底することをここに提案したい。往年の「鴨川風紀委員」の諸君にも、ともに決起を呼びかける

北九州ネットワーカーズフォーラム(今後NFKと略す)の奥野さん、非常にためになる案内どうもありがとうございました。参加した学生のみなさんも楽しんでいただけたようでなによりです。

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Takekawa Daisuke