いろいろなやりかた

[KOK 0212]

04 Sep 2002


ようやく日本でも常時接続やブロードバンドが普及してきたようだ。私のところは、つい先頃の5月まで電話回線経由のアナログ接続だったのに、なんとこのたび光ケーブル接続に一気に格上げした。10年ぶりの革新であった中継ぎ技術の ADSL の寿命は、あわれわずかに4ヶ月であった。

ブロードバンド接続はたしかに快適だ。しかし、だからといってインターネットの使い方は、もっぱらメールとウェッブばかりで大して変わってはいない。

つなぎ放題で時間を気にしなくてもいいといっても、ニュースや物語を読むためのメディアとしては、新聞や書籍のほうが携帯性も視認性もずっと優れている。映像の配信や双方向性が得意といっても、電波を使ったテレビ放送や携帯電話にはかなわない(いまのところレンタルビデオ屋にすらかなわない)。通販が便利になったといっても、最終的に物を運ぶために郵便や宅配便がなくなることはないだろう。

パーティ
パーティ

そもそも、みんなはインターネットをどのように利用しているのだろうか。私自身インターネットとくにウェッブサイトを利用するのは、多くの場合、さしあたって必要な辞書的情報を得るためであり、つまりその情報とは、「何かをする方法」であったり「何かについての簡単な説明」であったりすることが多い。だからインターネットが普及してとりあえず今ピンチなのは、むしろ情報発信系のミニコミやタウン誌みたいなものではないだろうか。

なんてことを考えながら「大介研究室」を眺めていた。こんなコリクツをじっくり読むためにネットにつないでいる人はむしろ少数だろうなと思った。この「こくら日記」にしても力を入れて書いた内容であればあるほど反応が悪い気がする。実際、大介研究室の中でダントツの一番人気は「ガッツ仮面人生占い」なのである。

「ネクタイの結び方」というページを載せた友人のページには、毎日非常にたくさんのアクセスがあるという。なるほどそうか、インターネットでもっとも求められているのは、手頃なノウハウか。なるほど、なるほど。というわけで、大介研究室にも「いろいろなやりかた」のページを作った。

誰の役に立つのかはわからないが、世界中できっとこの情報を欲している人はいるはずだ。きわめてマイナーで、特殊な知恵ばかりだが、私の持っているノウハウを思いつくままにここに残しておこう。これはそんなページなのである(だからといって、たぶんアクセスは増えないと思うけどね)。

以前から準備していた「青竹ドームの作り方」「いきあたりばったり系旅」はここに掲載することにした)

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Takekawa Daisuke