【狂87】梅雨の大花火大会続報
95/6/8
■【狂85】で案内を出したところ、連日の「興味ありんす」メールでうれしい悲鳴の今日この頃である。奇しくも現代社会という砂漠に生活する小市民が、いかに大花火に飢えているかを象徴するかのような白昼の珍事であった。
■しかしながら残念至極なことに、今回の梅雨の大花火大会は以下の理由で、断念せざるをえない状況にあいなってしまった。今日、さすらいの花火師ユウちゃんからメールが来ていた。
オウム真理教の一連の事件によって、火薬やその他、花火に使用する薬品類の管理がすごく厳しくなった(中略)「申請書」には、打ち上げる場所、時間、人数等を正確に記入する必要があるそうで、抜き打ちの立ち会いがあったりするんだそうな。これを警察に提出すると、申請が通れば一ヶ月以内に「許可書」として返送されてくる仕組みらしい。(中略)お上の許可は間にあわん。申し訳ないが、今回例の花火はあきらめてはくれまいか。
■これは憲法で保証されているはずの、「打ち上げ花火を梅雨の時期に自由に打ち上げる権利」に関し公共の福祉のために制限するもやむなしという、国家権力の不当な勇み足的判断であるといえる。この介入の違憲性は明白である。
■まっこと憎むべきはオウム真理教である。小市民のささやかな楽しみを土足で踏みにじるとは。腹がたったので、今夜はマントラを一万回となえて、ふて寝することにする 。
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